海外旅行の安全対策!デモに遭遇したら全力で逃げる!!

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海外旅行に危険はつきものなのか?

ぼくは「YES」だと思う。

 

現在、世界では、あたりまえのようにテロやデモなどが日常的に起こっています。ぼくは海外生活で何度か危ない目に合いました。たいていは、ほんの一瞬の判断が生死をわけます。

基本的に、日本人は自分の命をすごく大切にするから治安の悪い国には行きません。だからと言って、治安の良い国で、テロや、反政府デモなどの暴動に巻き込まれないかと言えば、答えはNO」です。

そこで、今回は、ぼくがヨーロッパで遭遇した反政府デモの話を参考にしながら、『テロやデモに遭遇したら全力で逃げろ!』ということを強く!訴えたいと思います。

 

先進国も例外じゃない!

テロや暴力的なデモが起こる場所は、治安の良いとされる先進国であっても例外ではありません。

スウェーデン

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(出典:‘Everything Indicates’ Terror Attack in Stockholm - Video - NYTimes.com)

4月7日、スウェーデン首都ストックホルムで,大型トラックが歩行者専用道を暴走した後、デパートに突入し、4人が死亡、15人が負傷。

ドイツ

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(出典:Dortmund bus attack 'may have been carried out by right-wing extremists who attempted to frame Islamists' | The Independent)

4月11日、ドイツ・ドルトムントで、サッカー日本代表香川真司選手が所属するチームが乗るバス付近の路肩で、3個の爆弾が爆発し,選手1人を含む2人が負傷。

フランス

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(出典:警官が火だるまに。フランス大統領選の反対デモが暴徒化 「どちらも選びたくない」(画像集・動画))

5月1日、フランス各地で大統領選に反対するデモが各地で開かれ、一部が暴徒化。パリでは火焔瓶を投げつけられた警官が火だるまになるなどして、6人の警官が負傷し、うち2人は重傷。

スイス

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(出典:在チューリッヒ・トルコ総領事館に攻撃、テロ組織PKKか | TRT 日本語)

5月1日、スイスにあるトルコ総領事館の建物が約100人の集団に襲われました。

ヨーロッパ最貧国モルドバ

ぼくはモルドバでデモ隊に遭遇しました。まずはモルドバの事を、簡単に解説しときます。

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(国旗)

みなさんは、モルドバという国を聞いたことがありますか?東ヨーロッパにある小さな国でワインの産地として有名です。長い間、旧ソ連(ロシア)の影響下にありました。

モルドバ共和国

首都

キシナウ

人口

約356万人

特徴

モルドバルーマニアウクライナに挟まれている内陸国。一人当たりのGDPは、世界水準の2割ほどにしか満たなく、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアよりも低くヨーロッパの最貧国。1990年、ソ連からの独立に反対するロシア系住民と内戦が勃発。2000年代には人身売買が問題に。2009年には選挙結果をめぐり「Twitter革命」と呼ばれる暴動が発生。このように政治・経済ともに不安定な国です。

そんなモルドバの魅力はなんといってもワイン!王侯貴族御用達ワインとしてフランス王室、ロシア・ロマノフ王朝スウェーデン王室、他ヨーロッパ各国王室に長年、愛飲されてきました。ちなみに『恋のマイアヒ』のO-Zoneモルドバ出身。

場所 

そんなモルドバで、ぼくは反政府デモに遭遇してしまった

その日、ぼくは首都キシナウ(キシニョフ)にいました。ちょうどこの時期、親友の一人が結婚式を挙げるということで、海外にいて式に参加できないぼくは、せめてものお祝いとして、モルドバ名産のヴィンテージ・ワインを購入して、日本に発送しようと考えていました。

 

モルドバで一番有名なワインブランドであるクリコバ(CRICOVA)の専門店で20年物の高級ワインを購入しました。3万円くらいだったと思います。日本で買えば10万円くらいするかもしれません。

 

郵便局はどこかな?

 

購入したワインを日本に送ろうと郵便局に行きました。そして、それらを箱詰めしていた、ちょうどその時でした。

 

ざわざわざわざわ・・・

なにやら、外でガヤガヤやってる音が聞こえてきました。

郵便局の窓から見てみると大きなソ連の国旗を持った群衆がゾロゾロと歩いていたのです。どうやら、デモ隊のようです。

モルドバの政権は親EUです。それに反対する親ロシア(旧ソ連)の住民が政府にデモを敢行したのです。モルドバ『第二のウクライナとも呼ばれていて、親EU派と親ロシア派が対立しています。

海外のデモの恐怖

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(出典:SBS News)

海外のデモ隊は暴徒化しやすく、すごく危険です。

最近ではベネズエラでデモ隊と警察が衝突し、たくさんの死者が出ました。

日本のデモとは全然違う

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(2015年国会デモにて)

ぼくは2015年8月30日、安保法案反対デモに参加しました。デモに行く前に思ったのは『この内容のデモだったら、海外なら100人以上死者が出てもおかしくない・・・』ということです。

実際には、日本人のデモ隊は警察官の誘導に素直に従うし、火炎瓶とか持っていないし、すごく大人しかったです。良い事なんですけどね。でも、ちょっと拍子抜けしちゃいました。

絶対、大丈夫っしょ!

って思って、最前列に行って、記念に国会議事堂のゲートを触って帰ってきました。日本はほんと平和です。

親ロシア派のデモ隊が向かった先も国会議事堂

『海外でのデモは危ない』という話は、たくさんの人から聞いていました。でも、まさか自分がデモに遭遇するとは誰が予測できるのでしょうか。

 

ぼくは郵便局の中。デモ隊は郵便局の外。その距離、約10メートル。デモ隊は、ぼくから見て右に向かって進んでいます。

 

右に行くと、なにかあるのかな?

 

ぼくは疑問に思い、ケータイで、グーグルマップを開きました。オフラインでもグーグルマップ使えますからね。

 

国会議事堂がありました。

 

郵便局と国会議事堂との距離は約500メートル。

血の気が引くような感じでした。500メートル先に国会議事堂。さすがに、これは、まずい。間違いなく警官隊が待ち伏せしているだろうから、デモ隊が暴徒化したら、流れ弾が飛んでくるかもしれない。

逃げたくても、なぜか逃げない人間の心理

逃げなきゃ。

と思いつつ、なかなか行動に移せない。

 

ぼくは、のんきに写真を撮っていました。

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(郵便局の窓から撮った一枚)

 

1000人くらい通り過ぎてから、急に思い出したかのように郵便局を飛び出して、急いで遠くへ逃げました。

結果的には、ぼくは今もこうして生きているし、何事もなかったのでよかったですが、完璧に逃げ遅れました。のんきに写真を撮っている場合じゃないのに、なぜか、逃げなかったんです。いえ、逃げなきゃいけないと頭のどこかで理解していたのに、逃げられない心理状態に陥ったんです。 

正常性バイアス

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正常性バイアス』という言葉を聞いたことがありますか?

 

正常性バイアスとは心理学の用語で「自分は大丈夫」と思い込んでしまう脳のメカニズムです。

 

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。

(引用:正常性バイアス - Wikipediaより一部抜粋)

東日本大震災でも正常性バイアスが原因で、かなりの死者が出た

地震が収まったあと、日常生活を取り戻そうとして自宅や職場の後片付けを始めた人が大勢いました。沿岸部に住んでいる人であれば当然、津波の心配をするはずです。地震が収まったことで安心してしまったのです。そして逃げ遅れました。さらには、津波が押し寄せて来ても、何事も起こっていないかのように、のんびりと歩いている人も多かったのです。

実際に、地震発生直後のビッグデータによる人々の動線解析で、ある地域では地震直後にはほとんど動きがなく、多くの人々が実際に津波を目撃してから初めて避難行動に移り、結果、避難に遅れが生じたことが解明された。

(引用:正常性バイアス - Wikipediaより一部抜粋)

逃げる勇気がなければ助からない!

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ぼくは海外旅行に慣れていますし、どんな困難な状況でも自力で打破してきたつもりです。催涙弾が飛んできたり、銃を持った人にカツアゲされたこともあります。山で遭難したこともあります。多少のことじゃビビらないと思います。(過信は禁物だけど。)

でも、まさか逃げ遅れたのです。

海外で、デモに遭遇したとき、きっと頭の中では2人の自分が討論するはずです。

 

「大丈夫。大丈夫。」

 

「いや、逃げた方がよいかもよ?」

 

ぼくは、あなたに、こう言いたい

 

全力で逃げてください!

 

いや、てか

 

逃げろ!

 

大丈夫かもしれません。でも大丈夫じゃないかもしれません!そんなの、後になってみないと、わかんないんですよ!

東日本大震災で助かった人の中には、周りの人から臆病者!」って思われながらも逃げて助かった人、「おれは、怖くない!」って強がって逃げ遅れて亡くなった人、いると思うんです。命って、1人1こしかないのに、そんな粗末に扱っちゃダメだと思うんです!

   

まとめ

海外のデモは本当に危険です。海外で危険な体験をした人の中には、それを自慢する人もいます。でも、助かったのって、ただ運が良かっただけだと思うんです。生死をわけるのは、ほんの一瞬の判断だったりします。常に頭のどこかに『逃げる』というキーワードを置いておきましょう!

 

海外初心者向き

 

海外ベテラン向き

 

 

 

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では、また!ビーケアフォー!

 

おしまい。